こんにちは。
知識ゼロ・資金ゼロ・人脈ゼロの状態から始めて
会社員として働きながらFXトレードをマスターし、
副業として毎月10万円のお小遣いを確保した
FX講師のトミーです。
今日はFXの基礎知識(その6)ということで、
経済指標の判断について解説させてもらいます。
●前回「FXの基礎知識(その5) 」のまとめ
~FX トレードしやすい時間帯~
FXの相場は下の3つの時に動きやすいのですが、
前もって備えられるものと備えられないものがあります。
1.大きな金融市場が始まる前後の時間帯
→事前に備えられる
2.経済ニュースや首相など要人のコメントがあった時
→事前に備えられない
3.経済指標(国の経済状態などの調査結果)が発表される時
→事前に備えられる
そして
・備えられるものは、事前に準備して活用する(主な取引時間を決める)
・備えられないものは、ルール面で活用する(無理な取引をしない)
ということを説明させてもらいました。
●経済指標の判断(利用の仕方)について
前回は経済指標に関する具体的な判断まで細かくは
説明していませんでしたので、
今回はこの判断の部分(利用の仕方)を少し詳しく
突っ込んで説明させてもらいます。
経済指標というのは例えばアメリカの主な指標でいうと、
- 米国雇用統計(非農業者部門雇用者数・失業率)
- 新規失業保険申請件数
- ADP雇用統計
- チャレンジャー人員削減数 などが該当します。
これらの発表では相場が大きく動くため、
指標の情報に沿った相場の値動きの予想情報を提供します、
という類の有料会員サービスもあります。
ですが、
前情報で数値と相場が上がります/下がりますと言われていても、
実際に発表されて相場が実際に動くまではわかりません。
ついつい知りたいと思ってしまうと思いますが、
「実際に動くまでは”絶対はない”」ということを
心の底から納得した状態でトレードすることが大事です。
実は、
これはトミーがFXを始めて間もない頃、
わかったつもりになってしまって
心の底からはわかっていなかったところでした。
ここは非常に大事な部分ですので、
もう少し詳しく説明させていただきます。
●なぜ指標発表後の相場の動きが事前にわからないのか?
事前入手した情報どおりのことも多いのですが、
発表されてみると違っていた、というようなどんでん返し
みたいなことが起こることがあります。
ですので、本当に発表されて状況を見てみないとわかりませんし、
確実なことがわからない以上はウワサ話の域を出ません。
さらに、
経済指標の結果がわかったとして、その結果に添うように
思った通りの方向へ相場が動くのか?というと、
これもずれることがあります。
これは、
1.ウワサ話や多くの人の予想は相場に影響しないのか?
2.指標結果がよかった時、よかったと思う程度が
相場に参加している人の間で皆一緒なのか?
(とてもよかった、そこそこよかった、期待外れだったなど)
という点を考えてもらうと納得していただけると思います。
そしてたまに予想と逆になった時は、
途中で自分の取引を諦める人達が大勢出てくるので、
普通の動きの何倍もの大きさで相場が逆に動く、
ということがよく起こります。
この動きに巻き込まれてしまうと、
ついつい頭に血が上ってしまって、
1回の取引で一気に今まで勝ちを0、
もしくはマイナスにしてしまうことにもつながりやすいです。
ですので、
「指標発表の時の相場の動きは分からない」
ということを心から納得することがとても大事です。
●指標発表の具体的な利用の仕方
これは、相場がわからない時にどう行動するのか、
という所がポイントになります。
本業であれ副業であれ、業としてトレードをするのであれば、
「自分の判断に確信が持てない時は動かない」
というのが鉄則です。
つまり、
「経済指標発表の時は取引しない」
というのが具体的な行動です。
大きな動きをしそうだと感じるとトレードしたくなる
気持ちになるのもわかるのですが、
なんとなく上手くいきそうだからトレードする、
というのはギャンブルであって副業ではありません。
業としてお金を稼ぐために、
「動きのわからない指標発表時はトレードしない」
ということを覚えておいていただければと思います。
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