はじめての FX トレード第07話

「トレードルールの作り方」

ここでは初めてFXに取り組む方向けに
副業として稼ぐためのノウハウを提供していきます。

※記事(視覚情報)を読んでから動画を見ることで、学びが深まります。
時間がない場合は、ページ下部の動画をご覧ください。

 

前回のおさらい「戦略と戦術を決める」

早速、前回のおさらいから始めていきたいと思います。

前回は、
戦略「大きな考え方」と戦術「戦略を実現する具体的な方法」を
意識してFXスキルの習得に取り組むことで、
行動がずれることを防げ、計画の達成確率が飛躍的に上がる
というお話を紹介しました。

また宿題は、
下のチャートで戦略と戦術の考え方で順張りと逆張りの復習
をしましょう、というものでした。

アウトプット頂いた方ありがとうございました。
言葉で整理されたものや、図にテキストを書き込みされたりしたものが届いていました。
参考までに下図にチャートをアップしましたので復習しておいて下さい。

 

トレードルールの考え方

今日はトレードルールの作り方について解説していきます。

トレードルールというのは、
自分がトレードするかどうかの基準になる規則のことで、
まず初めに決めておく必要があるものです。

具体的な項目もいくつか説明していきますが、
トレードルールを決める上で大事なことは、
・繰り返すことで利益が増えていくこと
・自分が実行しやすいパターンであること
の2つです。

例えば、
いくら勝率が高くても1度の負けでそれまでの利益を台無しにするようなものや、
1回の利益がどれだけ大きくても勝率が極端に低いもの、
どれだけ完成度が高くても自分が実行できないルールは
いざ実践!という時には使えないですよね。

上の2つのポイントを押さえられているかを
チェックしてみて下さい。

 

トレードルールを決める

トレードルールの考え方を押さえたところで、
具体的にトレードルールを決めていきます。

一口にルールを決めるといっても、
何もないところからだと考える条件があまりに多すぎるので、
下の2つのアプローチで売買する条件を絞ります。

1つ目が売買する条件を絞るアプローチで、
手法に沿うタイミングだけトレードする
限られた時間だけトレードする
という2つの観点で条件を絞ります。

2つ目が売買しない条件を加えるアプローチで、
不規則な動きをしやすい時は売買しない
(例えば、指標発表の時は売買しない)
という観点で条件を絞ります。

次にそれぞれの項目について具体的に解説していきます。

 

手法に沿うタイミングだけトレードする

順張り手法を使う場合も、逆張り手法を使う場合も、
チャートの状況次第で有効に機能するかどうかが決まります。

なのでまずルールとして、
トレードするタイミングを自分の手法に沿う時(=勝ちやすい時)
だけに絞ります。

 

トレードルールを固める(順張り)

順張りはチャートの大きな流れに沿って勢いに乗る手法です。
主なステップは以下の4つにまとめられますので
具体的な基準を決めていきます。

STEP1:大きな勢いを見つける
STEP2:見つけた勢いに乗る(エントリー)
STEP3:じ~っと我慢する
STEP4:勢いが無くなったら降りる(エグジット)

 

トレードルールを固める(逆張り)

逆張りはチャートの大きな流れとは逆の方向に反転する勢いに乗る手法です。
主なステップは以下の4つにまとめられますので
具体的な基準を決めていきます。

STEP1:反転しそうなところを見つける
STEP2:反転したら乗る(エントリー)
STEP3:じっと我慢する
STEP4:反転が収まったら降りる(エグジット)

 

限られた時間帯だけトレードする

次に時間帯を絞ります。

トレードは24時間トレードできるといっても、
私達は絶え間なくトレードするわけではありませんし、
加えてFXの市場の特徴として、
世界の大きな金融市場が開く前後の時間帯※は値が動きやすい傾向があります。
※夏時間(サマータイム):3月の第2日曜日~11月の第1日曜日

まずは、日本時間の夕方から深夜にかけてが値動きしやすいので、
トレードがしやすい時間帯になります。

 

売買しない条件を加える

トレードは自分のルールに沿ってエントリーとエグジットを繰り返します。

言い換えれば、チャートが不規則な動きをする時はトレードする条件に
ならないので、売買しない条件になります。

一口にチャートが不規則な動きをする場合といっても、
事前にタイミングがわかるものとわからないものがありますので、
それぞれの対策とともに売買しない条件として追加します。

まず事前にタイミングがわかるものとして、
指標発表と呼ばれる国の経済調査結果が公開されるイベントがあります。

これは毎月もしくは毎週決まったタイミングなので、
事前に発表に備えることはできるのですが、
調査結果で相場がどちらに動くのかはわからないため、
指標発表の時は売買を避けるようにします。

一方で、事前にタイミングがわからないものとして、
緊急の経済ニュースや首相などの国の要人のコメントがあります。

これはタイミングはもちろん、発表内容も内容を受けて
相場がどう動くかもほぼわかりません。

さすがに事前にわからないため避けようはないですが、
たまたま売買中に遭遇してしまう場合に備えて、
トレード戦略の中に予想していなかった大きな動きがあれば売買をやめる、
という対策などが取れます。

次に、具体的にメジャー通貨ペアであるドル円の
主な経済指標について紹介していきます。

 

ドル円に関連する主な経済指標発表

例えば、ドル円(アメリカドルと日本円の通貨ペア)に
関連する主な経済指標発表としては、
以下のようなものがあります。

 

アメリカの主な指標発表

毎月第一金曜日 22:30 米国雇用統計
雇用統計の2営業日前 22:15 ADP雇用統計
毎週木曜日 22:30 新規失業保険申請件数
毎月初旬 チャレンジャー人員削減数

※ちなみに、日本の経済指標発表は朝方8:50~がほとんどで、
日本時間の夕方~深夜にトレード時間帯を絞ってしまえば
トレードには直接影響しなくなります。

単純にこれらの発表時間はトレードを避けるだけでリスクを回避できるので、
必ずチェックしておいて下さい。

 

期待値で考える

今日のワンポイントは、期待値という考え方について紹介します。

簡単にいうと期待値というのは、
ある確率で起こる事柄があった時に、
1回1回の出た結果ではなく確率を踏まえて判断する、
つまり繰り返した時の結果で判断する、
という考え方です。

FXトレードは、全戦全勝することはあり得ませんし、
1回1回の勝負で負けることも避けられません。

負けを受け入れながらもトータルで利益を上げるという
FXトレードは、まさに期待値の考え方をベースにしています。

そして期待値の考え方で重要なことは
良いことは小さくとも積み重ねると大きな財産になり、
明らかに不利なことを避ける事は思う以上に大きな価値があるという点です。

・繰り返せば小さな良い習慣は大きな財産になる。
1回の結果ではなく繰り返した後の結果で考える。

・トレードは全戦全勝できない。明らかに負けやす
いトレードを省くことには大きな価値がある。

今日の宿題は、日常生活で期待値の考え方を取り入れる練習です。
自分が辞めたいと思っている悪習慣を1つだけ選んで、
トレード練習の時間と入れ替えてみて下さい。

アウトプットお待ちしています。

 

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頭の中の情報を外部化することで、目標の達成確率があがります。

 

本日の動画はこちら

第07話PDF資料

 

まとめ

・トレードルールは繰り返して利益が増えていき、自分が実行しやすいパターンで決めていく
・チャートが値動きしやすい時間帯を狙って売買し、不規則な動きをする指標発表の時は売買しない
・1回の結果ではなく、繰り返した後の結果で考えることが重要

 

それでは次回もお楽しみに。

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